HARUHISA WATANABE EXPEDITION

MESSAGE

渡辺大剛のホームページを立ち上げるにあたり

今回の大剛の旅は 2012年6月20日にはじまります。
日本の成田空港から、 空路中国のウルムチへ。
そして陸路を自転車でシルクロード天山北路を通り、カザフスタンへ。
旧CIS諸国を通り、トルコへ。
そして、黒海をフェリーで渡り、冬季オリンピック開催のロシアのソチへ。
それから、ロシアを北上し、北極圏のムルマンスクへ。
距離にして、約12,000km
中央アジアの砂漠地帯の気温+50℃から北極圏のー50℃へ
酷暑から酷寒の世界への旅でした。

事故に遭う13日前に、大剛は、ペトロザボーツクという町に滞在しました。
その時に偶然、新聞社やテレビ局の取材を受けました。
その報道により、ムルマンスク州の大勢の人が大剛の事を知る事となります。
ムルマンスクの人達や自転車愛好家の方々は、
大剛がムルマンスクへ到着する事を待っていてくれました。
大剛の歓迎会の準備をしたり、
車で大剛を探しに行った方もいらっしゃると聞きました。
しかし、見つけることは出来ませんでした。
2012年12月26日午前10時から10時30分ごろ(ロシア ムルマンスク時間)
後方からの乗用車の追突によって、
私達の息子 大剛は、31歳の生涯を閉じました。
ムルマンスクまで、あと300kmというところでした。

この追突事故により、
自転車は、サドル、フレーム、車輪などが変形し、バラバラになりました。
バッグは裂け、荷物は100mにわたり、散乱しました。
しかし、大剛の今回の旅の記録 カメラ、パソコンなどは、奇跡的に助かりました。
ムルマンスクの人々は、大剛のことを本当に残念に思い、悲しんでくれました。
ムルマンスクに在住する唯一の日本人、福島留美さんより
外務省を通じ、連絡をいただいたのは、事故から間もなくの事でした。
そして、慰霊碑制作の話を伺いました。

2013年9月 私達は、ムルマンスクへと向かいました。
慰霊碑のある事故現場から、
ムルマンスク市内までの300kmの線を自転車で繋ぐ
という追悼イベントに参加するために。
事故現場、その横にある慰霊碑とモニュメント、
そして最後の夜キャンプをした場所を
私達はどうしても見たいと思っていました。
自転車愛好家の方は、GPSデータより最終キャンプ地をみつけ、
切り株の上にオーロラ色の原石を置いていてくださいました。
そこは、廻りには、キャンプしやすい所があるにもかかわらず、
進行方向とは逆の反対車線側でした。
3m以上もある法面を下り、
道路から30m位離れた林の中で、
車からは、絶対に見えないところでした。
用心深い大剛の顔が目に浮かびました。
私はこの場所に立って、
「旅が終わりに近づくと、次の旅が見えてくる。」
と大剛がいつも言っていたことを思い出しました。
大剛は、決して集中力が途切れる事なく、
-30℃の中、ムルマンスクを目指し、
次の旅への想いを馳せ、
一生懸命ペダルをこいでいたと確信しました。

最終キャンプ地

最終キャンプ地

慰霊碑の前で、チェレドニコフさんやエルマコフさんら自転車愛好家の方々が、私達に、
「大剛のようなサムライを育ててくれてありがとう。」
と、言って下さいました。
思いがけない言葉に、とても驚きました。
そして、見知らぬ方が大剛のことをわかってくれていると感じました。
見知らぬ日本人の大剛を待っていて下さったムルマンスクの人達に
ありのままの大剛を知ってもらいたいと思い、
ホームページを立ち上げ、日記を掲載することにしました。

慰霊碑の前で

慰霊碑の前で

慰霊碑 モニュメント制作に携わった皆さま
設置にあたり、ご尽力下さったロシア当局の方がた
お忙しい中、追悼イベントに参加して下さった皆さま
福島さん、日本語学校の生徒の皆さま
外務省並びに 在ロシア日本大使館の皆さま
大剛が旅の途中でお世話になった皆さま
今まで支えて下さったすべての皆さま
本当にありがとうございました。
心よりお礼申し上げます。

2014年12月  渡辺 裕恭 ・ 雅予

ご尽力下さった方々と

ご尽力下さった方々と

※大剛はいつも旅から帰ると直ぐに徹夜をしてでも日記をプリントアウトして家族に見せてくれました。
 大剛はその日の内に必ず日記をつけていました。
 眠い中ヘッドライトをつけて日記をつけるため誤字脱字がありますが手を加えずそのまま掲載致します。
 不適切な表現が含まれておりますがご容赦ください。

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