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大剛日記

2012.12.22

シフトアウターがバーストする

夜、寝袋にくるまって、やっと横になったかと思いきや・・・テント場を整地する時にも、バーナーを炊いているときにも分からなかった、木の根が・・・寝転ぶと、背中だったり腰だったりという位置にありよけようがないのである・・・もう我慢して眠った・・・が根の、もりあがった部分にウレタンパネルをあてがったりして眠ったけども、やはりその部分からの冷えは避けられず・・・朝少しいつもより早く目が覚めてしまった・・・このツンドラのブッシュの中は、地面がふわふわしたコケのような植物が被っていて、その上に雪が載って凍りついていて、自然のベッドのようなものなのである・・・が時としてコケの下に根っこがあったりすると後から浮き上がってきて、今回みたいになるのである・・・

朝、今日は体を暖める為に、朝からバーナーを炊いて、唐辛子ラーメンを食べた・・・

が、かといって出発しても体の冷え込みはさほど変わらず、意味がないのではないかとも思った・・・

こぎだして、少し行ったら上りになり、いつものようにグリップシフトをひねると・・・数日前からものすごく、硬くなってきていたけども、何とかシフトできていたものの、いきなり、バキッ・・・と折れた音がして、それを最後に、切り替え無しで、上り優先で中間の軽めのギアの位置でワイヤーを張って固定にして、唯一フロント2枚だけで手動で切り替えながら進んだ・・・その時は、プラスチックのグリップシフトの内部が折れていると思っていたのであった・・・

足は、VBの直にはいているものの、冷えていてなかなか温まらない・・・ここまで冷たいというのは、はたして通常なのだろうか・・・僕にはきっと、ブーツを大きめにして更にレイヤリングなどの他の策がきっとあるんだと思う・・・道は、比較的なだらかながら上りの多い状況であった・・・無人地帯だと思っていたものの、この荒野で、凍死する事があってはならないという事なのか、道路脇には、推測トラックドライバーが各自でガソリンを使って温まるように、至る所にマキに使うべく木々が山のように積まれていて・・・そのマキを道路まで運んでいる作業員が至る所にいるのである・・・かなりの短い感覚であった・・・中でも、これ以上大きなキャンプファイヤーは、きっと出来ないなというほど、燃やしている作業員もいて、写真を撮った・・・今後、ちょうどいい場所にマキがあれば、僕もガソリンを使って大きなキャンプファイヤーでもやってみたいなーと思った・・・

途中、氷点下28度の林から、トラックドライバーが、半袖で出てきて、あれ今、夏だったっけ・・・という状態・・・が、さすがに言葉にしようのない何とも、切実な顔をしていた所を見ると、すぐさま何か着こみたいものと思えた・・・ある時、そのマキを運んだり、マキにする木をチェーンソーで切る作業員を乗せているバンが、道路は対向車も何もいない広い状態なのに、いきなりハンドルをかすめるかと思うほどすれすれを通る・・・いや、これは遊びではない、もはや一歩間違えると交通事故を避けれない状況が同じドライバーで、2度もあり、のちにドライバーを見たけども、僕には、ある種の強盗もやりかねないような治安の悪さを感じた・・・この極寒の荒野で当て逃げだとか、おいはぎなんてのがもしかしたらあるのかもしれないな・・・と思った・・・とにかく冗談であったとしてもほどがある・・・

そして、道はここ数日何も変わらない雪原とツンドラである・・・ここでは、進路を間違えていようとどうだろうと何も変わらない風景が延々とづづいている・・・お昼前には、あるクゼマ川という川を超えて、地図にマークする・・・そして夕方ある川があり、なんとまたクゼマ川と記されていて、あーやばい・・・きっと休憩してから進行方向を間違えて戻ってしまい、このまま行くと、昨夜キャンプした場所でまたキャンプなのか・・うそだろ・・・くそー!

一様、方角をコンパスで確かめると、間違ってはいない・・・がどっちにしろ、道は西へ巻いていて間違えたともあっているとも、どっちともとれる方角へ道は伸びている状態・・・あせった・・・すかさず通りかかった車に聞くと・・・ムールマンスクはこっちで間違いないとの事・・・あーよかった・・・そして地図にもある駐車場も確認した・・・トレーラーが数台あり、中でも一台は、カフェでもやっているかのようにも見えたけども、立ち寄らずに通りすぎた・・・

推測、~何とかクモゼロという泉がこの辺りにもあるので、その支流だと言う事で、クゼマだと言う事で

同じ名前なんだと推測した・・・が、もはやこの景色の何も変わらないツンドラで同じ標識はやめてほしいと思った・・・途中、おやつ休憩をとって、トルスキーと紅茶をゆっくり食べて・・・ふとシフトアウターを見ると、表面のプラスチックが割れて、ワイヤーが全部飛び出して、まるでトラックのタイヤのバーストしたような状況なのである・・・とんでもない事である・・・氷点下30度では、プラスチックのアウターは無理なんだと身をもって痛感した・・・そして休憩していると・・・あっという間に左手が、感覚がなくなり始める・・・あとからグローブを触ってみると、汗でびしょぬれで、その水分が凍りついて感覚が無くなっているのである・・・手の感覚がもどるまで、ミトンの中で、ぐーぱーぐーぱーと何度も繰り返すけども、正直毎回の事だけども、けっこうあせるのである・・・

そして、日没間際・・・少し行くと、一日、足は致命的な状況ではないけども、冷えて冷たかったものの、やっとぽかぽかしだす・・・原因が不明だけども、立った状態で熱い紅茶を飲んだのがよかったのだろうか?なんなのだろうか・・・気温が氷点下28度の午前中と氷点下24度の、その4度の差だけで、そこまで違うとは思えないのである・・・ただ太陽が夕日で強く照らしていたからかもしれない・・・なぞである・・・今日は久々にオーバーミトンを乾かしている・・・ウールの手袋は暖かいけども、なかなか乾かない・・・明日はこの無人地帯を抜ける・・・がその集落を最後にまた140kmほど、カフェはあるものの、マガジンの無いようは、ほぼ無人地帯が立て続けにあり、できれば一泊宿に泊まって装備を乾かしたい気分である・・・さて今晩もうまいペルミネを茹でるとしよう・・・

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