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大剛日記

2012.12.21

ついに最長の無人地帯に入った

しかし、今日改めて日にちを見ると、早くも日本を出発して昨日で6ヶ月目である・・・これほどの期間旅をしたのは今回がはじめてである・・・それでいて、6ヶ月ともなると、時間の感覚が変わってきていて、この地球上をうろうろするには、まだ時間が足りない・・・と、まだ長い旅がしたいという欲望が芽生え始めているのである・・・

・・・朝、荷物を運んで、林の中をうろうろして足の血行をよくして出発しようと思ったら・・・右手も左手も小指だけが神経が行き届いていないかのような冷えこみが起こってしまい・・・かなり怖い思いをした・・・推測すぐにインナーの薄手の手袋をすると、きつすぎるというのもあったのですぐに脱いで素手でウールの手袋をした、そしてオーバーミトンに手を突っ込んで自転車をこぎ始めると、次第に小指はもとに戻ったけども・・・いったい何だったんだ・・・という状況であった・・・こういう事が今後起きるとなると、怖いなーと思った・・・朝、ブーツをはくとき、ベイパーサーモを直にはくと思いながらも、つい薄手の靴下をはさんでしまった・・・それが後に、やはり冷えの原因だったと言う事が分かった・・・

足のかかとが冷えこみがいつものように激しく・・・カフェでよく見てみると、薄手の靴下のかかと部分が湿っている・・・熱は逃げて水分だけが残っているのである・・・普段の生活や氷点下10度くらいならば・・・これはどうってことはない事だけども、氷点下30度近い世界では大問題なのであった・・・

ケンブの集落の手前で、ガスプロムの国営の発電所と思われる施設があった・・・ガスのスチームプラス水力を融合したような設備であった・・・そしてその水力の水が、発電所を出て数百メートル下流では厚く凍りついていて、すさまじい壮大な発電所であった・・・

このケンブという集落を過ぎると本当に何もない無人地帯である・・・あるのはツンドラの木々と雪に凍った泉だけ・・・すでにガソリンは4リッターあるけども、これで、もしもの大雪で停滞だとかその他何かの原因が起きると怖いので、さらに2リッター積んで系6リッターちょっとガソリンを積んだ・・・ほぼ原付かバイクのような感じである・・・しかし、この無人地帯を前に、ここしかガソリンを入れる場所はないというだけに、なかなか足元を見ている商売をやっていて、普段、リッター高くても27ルーブルくらいの92号ガソリンが、なんとここ32ルーブルであった・・・5ルーブルはとりすぎではないですか・・・と思った・・

先日・ペトロザボドスクでエブゲニアさんに、「ザイチェン!」の意味を聞いたら、長いこと中国語の、さようなら・・・また今度かと思っていたのが、ロシア語では「何で?WHY」だということが分かったのである・・・そして、今日はこの先最低152km何もない無人地帯に入る最後のカフェのお姉さんが、かわいかったので、写真撮らせて!と聞くとザイチェン!と言う・・・もう意味が分かったので、これはね・・・この先カフェは無くなるから最後のカフェだと言う事で記念に写真を撮らせて!と説明した・・・すると・・・ダバィ!オッケーをもらえて、撮った・・・無事に久々に人物を写真に収めた・・・

そして、道は、昨日はいつまでたってもスキーのジャンプ台状態だったのが、今日はそこまでいかないものの、どこまでいって緩い上りという、自転車をこがずに流すことのできない、もどかしい斜度が延々とつづいていった・・・そして、今日どこまで距離をかせげるかというのがこの無人地帯を抜ける上で目安になるので、めいっぱいこいだ・・・そして65kmの地点でテントを張った・・・

どこまで行っても、昼は地平線と空との虹色のグラデーションや、夕方には壮絶な夕焼けといい、すさまじい幻想的な光景がつづいている・・・今日は、夕方まで足がぽかぽか暖かかった・・・ベイパーサーモを直にはいたからなのか?それともカフェでの食事に何かあったのか・・・明日もう一度、似た条件で試してみようと思う・・・しかしこの氷点下25度ちょい、ほぼ30度の世界では、靴下が濡れて、それから熱が飛んでしまう材質のものでは、足の冷えこみは厳しく・・・靴下が濡れてもその材質から熱が逃げないのであれば暖かいのである・・・熱を発するのではなく熱を逃がさないベイパーブロック素材は、究極の装備だなーと思った・・・

それと、数分の暖房の利いたカフェなどの室内での体温のリカバリだけで、その後の冷えが全然違うので、明日の朝は、バーナーで温まって唐辛子ラーメンでも作って食べてから出発してみようかと思う・・・さて夕食としましょう!

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