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大剛日記

2012.12.10

カレリヤ共和国に入った

昨夜は、眠る前に外へ出てみると、わずかに星が見えた、が、広大なツンドラの彼方の空は、真っ暗闇で、もしここで空にオーロラがあったとすると、やはり怖いのではないかと思った・・・原住民はオーロラを恐れているという事を聞いたことがある・・・いやはや直に見てみたいものである・・・朝、テントの中はかなり、結露していて、これはもしかすると最低気温記録を更新したかなと思って自転車の温度計を見るも、いつもどうりマイナス10度であった・・・外は、厚い雪雲の影響で9時を過ぎても暗く、出発は10時を過ぎた・・・そして、少し行ってロデーニュ・ポーレという集落を迂回する道を行くか、それとも入ってみるか・・・悩みながらも、交通マナーの悪いM18を走りつづけていても絶対に良い事など何もない・・・ローカルな場所を通らなければつまらないものになってしまう・・・と・・・やっぱり入ろう!と言う事で、入っていった・・・英語ではPOLEと記されていて、何かの磁極かなにかがあるのかと思わせる名前なのである・・・

あるマガジンで、入って早々、すでに面白い出来事は始まっていた・・・

シラピカーナ・スベトゥーナワナ・ミハエロブナさんという67才にしては、かなり顔にしわの多いおじいちゃんが話し掛けてきて・・・まあいつもどうりの事である・・・どこから・・・いつから・・・どこへ・・・いつ日本へ?と・・・そのおじいちゃんの連れている犬が僕を常に警戒していて、危なっかしかった・・・なんとも、あるビデオの中でのスケベじいさんに顔がそっくりで、写真を撮らせてもらった・・・

店のおばちゃんは、僕のノートをおもむろに見ながら、アルマティでの宿トルキスタンを見るなり、どことなく目頭を熱くしていて・・・どうかしたのかな?と思っていると、母親がトルキスタン出身だと言うのである・・・いやはやロシアはなんと広いのであろう・・・ここから何キロ離れているというんだ・・・と・・・途方も無い気分になった・・・

このマガジンでは、バレーニキ1kgとペルミネ・・・サードにクッキーにスメタナなどを買い込んだ・・・

外では、足の不自由な人が3人いて、氷点下10度の中ずーっと道行く人に語り掛けていて・・・

この3人も写真に収めた・・・中でもリナットさんという方はタタール人らしく自分はタタリアンだと何度も言った・・・そして、僕は出発した・・・いやーローカルな場所は入るべきだとつくずく思った・・・たかだか30分ほどの寄り道で、気分はすっかりリフレッシュしてまた交通マナーの悪いM18へ戻っても思い残すことはないと思った・・・

そして、今日は吹雪いてはいない曇った日であったものの、次第にうっすらと空の青が見えそうな時があった・・・が少し水色に見えただけであった、林の間から久々に太陽が見えて、つい喜びのあまり写真に収めた・・・そして、カレリア共和国へ入った・・・道路標識には・・・カレリア・レスパブリカ・・・と記されていた・・・するとムールマンスクまで1080とさっきまで見てきた距離表示がかなり少なくなり、少し行った場所では1130と表示の距離は増えていて、いったい何なんだ?と、思ったけども、きっとその地点からショートカットする道があるものと思われた・・・

次第に、やけにほっぺたが感覚が無くなり始めていて、これはいつもより寒いんではないか?と思って温度計を見るとついにマイナス12度である・・・いつもより2度ほど低いようで、さすがにほっぺが凍傷になると嫌なので、ついにバラクラバを装着した・・・あっという間にほっぺの感覚は戻った・・・

そして、キャンプする場所を探し始めるも、この数十キロ近く何もない場所でありながら歩いてくる人がいて、集落があると思われたのでキャンプは避けて先へ行くと、やけにしっかりした検門があり、警官が2人も立っている・・・が、遠くからゴーグルごしに見てもなんとも警官に悪ぶれたムードは無く、ボケーッと、ほのぼのした感じであったけども、心して無視して自転車をこいだ・・・何事も無く通過して・・・今度こそキャンプする場所を探す・・・進行方向側の道路脇は、ことごとく水路・・・しかも凍っていて大丈夫だと思われるものの、強く踏んでみるとメキメキ言うのであきらめる・・・そして反対の方も、確認しながら行ったけども、雪が深いうえに沼地という状態・・・が最後は水路は何があるか分からないので・・・反対車線側の林に入って、良い場所を探した・・・コケなどの植物のふかふかの地面で、木の棒を刺すと、40cmくらい入って下は沼地だと言うことが分かり、最初目をつけて整地した場所はあきらめて別の場所に決めた・・・そこも天然のコケなどの植物が雪の下には生い茂っているフカフカのベッドといった感じであった・・・今日は朝スメタナとクッキーを食べただけで一日ろくに何も食べずにきてしまっている、今後こういう事をすると予想外な場所でエネルギー切れを起こすと困るので、カフェを利用すべきだと思った・・・

テントに入って、まずサードとパンで腹ごしらえしてから、さすがに冷えるので、バーナーをたく・・・そして凍りついた先日買った牛乳を鍋に入れてバーナーで解かして、ミルクティを作った・・・そしてクッキーとスメタナ・・・いやはや、いいものである・・・さて夕食としよう・・・

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