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大剛日記

2012.12.01

渋滞の果て

夜中、不思議なというか、なんでこんな素敵な夢を見たのか不思議であった・・・愛する人々・・・極限状態で、何か本当に切り詰めた状況であるがゆえの夢だったのだと思う・・・が夢の詳しい内容は思い出せない・・・テントを内側から叩くと何やら雪が凍りついているのかと思うような状態・・・

外に出てテントを見ると・・・何やら夜中は気温が上がったのか、どう考えても、雨かみぞれが降って、その水分がテントを被って、テントも雪も表面はカリカリなのである・・・

が、雪はどうやら止んでいる・・・道路は、トラックが地平線までつづいていて、渋滞の規模がどれほどなのか推測すらつかないのであった・・・

出発は、9時を回った・・・というのもポールのグリスアップをしてからとなった・・・

出発して、以外にも数キロは路面が硬くしまっていてというか除雪されたというのか、一晩トラックがゆっくりと踏み鳴らしている関係で、走りやすかった・・・がその後は、ひどいありさまで、とても自転車で走れたと言えるような状況ではなかった・・・

7kmほど行ったら、昨日の午後3時頃に、しゃべったドライバーがいて、何やら一晩で7kmしか進んでいないようであった・・・僕がテントに泊まったっていると言うとかなり驚いていて顔がひきつっていた・・・そして、道は雪がぼそぼその、走れても10m行ってはどてっとつまずいてはという繰り返し・・・

その状況の中、心は・・・あの、みんなの歌・・・友達のタンゴを歌いつづけた・・・友達のタンゴ・・・タンゴ・・・タンゴ・・・タンゴ・・・~~~友達のタンゴ・・・タンゴ・・・タンゴ・・・タンゴ・・・~~~謎である・・・

ある集落では、あいかわらず、トラックはどれも停止したまま、もう前が動いても、誰もすぐには動こうとしない・・・皆、ことごとく僕に話し掛けてきて、どこからきた・・・というもの・・・が、もう答えきれない・・・無視する・・・でも皆ドライバーは、このとんでもない渋滞を笑い飛していて、何度も僕が笑い者にされているかと思うほど・・・笑い声が上がるのであった・・・

道路の雪は、半分以上は、ぼそぼその雪で、自転車ではまともに乗れない、30%ほど快適な硬い除雪されているかのような所で、10%は深雪で、自転車をもがきながら押す、もしくは持ち上げるという状態であったDumanoboの集落まで、およそ25km進んで、昨日見かけたトラックは全部、こののろまな自転車の僕がゆっくりと追い抜いた事になった・・・そして、渋滞の根本的な原因がこの集落の分岐が除雪も何もしない為なのかとも思えた・・・がこの集落を境に、サンクトペテルブルク方面への渋滞は終了して・・・今度はモスクワ方面への渋滞に切り替わったのである・・・こっちは完全に動く兆しはゼロ・・・何をしているのか訳が分から状態ないのである・・・

その集落で、まずゴムの手袋とちょうど鍋の取っ手のシリコンに最適なチューブを買った。

そして、商店では、というか、この渋滞がなければ誰も生活の糧にはなっていないような店で、ことごとく干からびたようなクッキーや豆など、あとは調理しないと食えないものばかりであった・・・おいしいものはもしかしたらドライバー達が全部買ってしまっただけかもしれない・・・

そしてその集落からは町の中へ通る道とサンクトペテルブルクへダイレクトなのと2つあり、ガススタをはさんでいて、こっちからはどっちも大雪で自転車では走れなそうにないように思えたものの・・・少し行くと何やら道路の隅がきれいにというかいちよう除雪してある・・・これなら距離が稼げそうだ・・・と思うのと・・・除雪車のありがたさを本気でかみしめたのであった・・・除雪・・・ありがたいなー・・・これほど、単にアスファルトが見えている事がうれしいと思った事は他にないかもしれない・・・

そして、快調にといってもゆっくりと着実に隅を走って、途中、なんでこんな寄せてくるのか分からないカマスの乗用車などは、どうもノーマルタイヤで、一切、ハンドルを切ろうものなら、滑ると言う事なんだろうと推測した・・・頼むから突っ込んで来ないでくれ・・・というかこの状態ならスパイクタイヤにはき変えてくれ・・・

渋滞は、僕が見た限りでは、サンクトペテルブルクへの車線は推定50~60kmでモスクワ方面の車線が30~40kmという感じがした・・・が、その規模と車の密集状態や量ではサンクトペテルブルク方面のほうが格段に規模が大きいのであった・・・

あるトラックドライバーが、クーシャイ!(食ってけ!)とのお声がめずらしくかかり、いただいた・・・サードという豚の油身の塩漬け、そしてコーヒーとパン・・・スパシーバ!ウラジーミル・ムノーガロウさん!

もう3日動いていないと言った・・・途中なんなのかわからないけども、ヘリが上空を飛んでいて、撮影しているのか、渋滞の回避策を練っているのか何かをしているようであった・・・

そして、ボロチェックの町に夕方になって入る・・・マックの看板が唯一の広告らしい広告のように思えた・・・おもしろそうなDIY関係の店もあったけども、日没がせまっていたので通過した・・・

すると、ガスティーニッツァ400mという表示・・・これは安そうな看板である・・・泊まりたい・・・そして表示のあった道を見ると、雪は深雪で、自転車をもがいて押していって、値段を聞いたら高すぎて泊まれないなんてことになりかねない・・・それで戻ると言ったらとんでもない労力である・・・やめよう!と言うことで町を通過する・・・が後から考えるとすでに10泊も連続でキャンプしていて、登録の事を考えると泊まっておくべきだったと後悔した・・・

そして、もう、沼地と林の区別はつけれるようになってきていて、沼地は主に、すすきのような植物が生えていて、林は細い木々と太いのが見えるのである・・・が林の間の水路もあるので、入念に見ていって、あるポイントに絞った・・・水路のすぐ手前の地盤である・・・雪を蹴ってどかすのにけっこう疲労した・・・そして夕方、心のメロディは、ZARDの揺れる思い・・・揺れーる思い・・・体じゅう感じて・・・~~~なぜこの極限状態でこの歌なのかほんとに不明である・・・

今日はスメタナとチョコチップクッキーとウェハース・・・まあまあである・・・ウェハースにはスメタナの絵が書いてあるので、きっとこうして食べるとおいしいよという事だと思うけども、まあうまかった・・・

そしてペルミネとヒンカリ・・・一日の疲れもふっとんでしまうほどであった・・・が、今回の大雪で、今の装備では 雪に閉ざされなくても、十分必要な物を持って脱出できないので、軽いプラスチックの橇と、軽いスキー板やストックくらいは自転車に本気で積んでおきたいものである・・・

さて眠ろう・・・当分は雪は降らないだろう・・・いや、そんなことは、誰にも分からない・・

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