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大剛日記

2012.11.26

ついに雪が降り始める

昨夜は、夕飯時、一匹のカメ虫がテントにやってきた・・・足取りは凍りついていて、よぼよぼな状態であった・・・わたしゃ、寒さにこたえましたよ・・・もう冬眠ですよ・・・ここはなんて暖かいんだい・・・といったところだ・・・が、君は何も悪くはない、僕がたんにテントの中がカメ虫臭くなったらこまるからということで、つまんで外へ逃がしたけども、寒さのあまりカメ虫の臭いは出せないようであった・・・

夜中・・・耳をすますと、しんしんと雪が降っていて、テントにパラパラと雪があたる音が聞こえる・・・

・・・ついに路面は凍結して、スパイクタイヤの出番かな・・・と思って朝を迎えた・・・

気温はマイナス3度ほどで暖かい・・・雨ではなく雪だからいいものの、雨だったら悲惨である・・・

が、道路まで林と草の中を自転車をがむしゃらに押して道路に出る・・・

凍りついているかと思ったら、さすがはメインの道は、徹底して凍らせないように、除雪と凍結よけの茶色い粉末が朝早くからまかれているようであった・・・

が、数分いった所で、メインの道とローカル道が合流する場所がありローカルな道は凍りついている・・・その角で、小型のバスのバンパーに大型コンテナトラックが激突したのかされたのか・・・道路をふさいでいた・・・すべるほど凍っていないけども滑ったのかどうかは謎である・・・

しかし、ロシアのドライバー達は、ほんと比較的、まともで、僕が道路脇でこいでるがゆえに、いったい何台のトレーラー・・・車・・・その他の人がクラクションも大半は鳴らさず・・・時に、ばかかいトラックは、このまま行くと、あたるからちょっと入ったほうがいいよ!と言うのがリアルに伝わる鳴らし方をするけども、時にはへんなのもいるけども、ほんとにご迷惑をおかけしてすいませんといいう気分なのであった・・・途中、雪なのでいつものかっこうでこいでいたけども、次第に、ゴーグルはトラックの巻き上げて行く、泥などの水滴が飛んできて数分でゴーグルは表面が泥まみれになる・・・そして口もじゃりじゃりする・・・オーバーミトンも泥が目立ち始め、これ以上行くと、雪ではなく、泥でぬれてしまう・・・ということであるバス停でヤッケを着こんでから、今日は足のつま先が冷たかったので、またベイパーブロックに変えた・・・ルート1との合流地点は、さすがベラルーシとの大動脈であるがゆえ、どこか何もないローカルな場所でありながら行きかう車が多いせいか、にぎやかに感じた・・・

ドロノボを通過してルザまではどう言うわけかあっという間に感じた・・

途中、これは安くてうまそうなカフェだと判断して、ローカルなカフェによる・・・すると、おばちゃんは、僕がウズベクだと思ってか、ウズベク語の話せるウズベク人のウェイターつれてきたのであった・・・店内には2人、まるで日本人かと思うような青年・・・紳士服で・・・推測ウズベク人がいる・・・僕は一番安いスープとパンだけ食べて、軽く体を暖めて出発した・・・

僕としては、早く道路が凍結して、スパイクタイヤに切り替えたいのだけども・・・このままだと、ツーリングタイヤで行けてしまうのである・・・更には、凍結よけの茶色い粉末と溶けた雪の泥しぶきばかりが、トラックからも自分がタイヤから跳ねあげて、濡れるばかりで、これでは雪でありながら雨と変わらないのである・・・更には、道路は凍らないくせに、自転車のチェーンと切り替えが道路の砂利と跳ねあげる泥で凍りついてしまうのである・・・これじゃあ嫌になる・・・が、どうしようもない・・・

あるマガジンで、シャシューシカを食べて外へ出ると、一人は背が高い、前歯は全部金歯で、奥歯がないおじさん・・・そして太ったおじさんが、僕の自転車をおもむろに眺めていて・・・どこからきた!とのこと・・・もちろんヤポーニャ!の一声・・・そしてムールマンスクへ行くんだよといつもの事を言うと・・・驚く2人・・・そして笑みを浮かべて僕も笑って2人も微笑む・・・こんな事が、毎日繰り返されているのであった・・・そして・・・薄曇りの雪の空のした・・・クリンという町を目指して道は林の中へとつづいている・・・チェーンに土や泥がかんで、時々切り替えの調子が悪いのである・・・どうしようもない・・・日没40分前の5時20分・・・僕は一人、いいキャンプサイトを探している・・・この村と畑が終わったら林の中へ入ろう・・・が、そう思っていると林は、木が何重にも切り倒されていて自転車が入れるような状態じゃない・・・かと思って次の場所を探していると、また集落があり畑・・・そして林へと思うとまた木が切り倒してあり入れないようにしてあるのか?入れなくなってしまっているのか不明だけども・・・もどかしい状態であった・・・もう今度はなんとしても入っていくと覚悟を決めた・・・そして、水路なのか・・・土が山になって掘り起こしてありその水路のような状態がどこまでも道路脇に続いていた・・・

まあ、夏場の水路なんだろう・・・そう思ってまず自転車は前輪だけその氷の上に載せて、僕がまずのってみると・・・いきなり氷が割れて、膝まで沈んだ・・・があいにく、ウィンターブーツの上からヤッケのズボンをはいていたので、濡れたかと思ったら、後から脱いだらウィンターブーツの外側が湿っただけですんでよかった・・・そして、もうこっち側の水路ずたいは水路を超えれないという事で、反対には水路は無いので、よし入ろうと入っていって、いきなり水路より深い沼に太股くらいまではまる・・・しかも自転車もろとも・・・冗談じゃない・・・とんでもない場所である・・・なんてクセモノな林なんだ・・・

と死にものぐるいで沼から抜けて道路に上がる・・・ここで装備をぬらしたらアウトである・・・といっても十分ぬらしている・・・サイドバッグにヤッケ・・・それでも、最後は何とか水路の狭い場所を氷がメキメキ言いながらもなんとか超えて自転車ごと林に入っていく・・・なんとこの林、雪が積もっていて白く見える場所は全部、沼なのである・・・とんでもない場所だ!夏場は膨大な蚊の住処なのである・・・沼じゃないと思われる場所を木の枝を刺してみると、これが以外にずぶずぶと入るのである・・・若干凍っているからいいようなもので、気温が上がれば田んぼである・・・が、林の沼とは思えないほど固い平らな場所を選んでテントを張った・・・あー・・・ここはほんもののシベリアなのである・・・僕はいたずら気分でありながら、まざまざとちょっとした怖さを見せつけられた・・・林もあまりにもワイルドで何が潜んでいるか分かったもんじゃない・・・今夜から熊撃退スプレーはつねに取り出せる場所に置くことにした・・・さて、今日は久々に90ルーブルのグルジアのヒンカリに似た形のを買ったので、うまく肉汁がもれないように煮込もうと思う・・・あーとんでもない場所だ・・・

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