HARUHISA WATANABE EXPEDITION

NEW DIARY

MONTHLY ARCHIVE

2012年12月
« 11月    
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31  

@ haruhisawatanabe.com
»サイトの利用について

大剛日記

2012.12.20

延々とつづく急激なアップダウン

今朝・・・いつものように8時頃に大便である・・・が・・・毎日、足の指やかかとが冷えるので、朝ブーツをはいて出発するのが、どこか恐怖心が芽生え始めていた・・・それでも、出発した・・・今日はサドルの位置を少し上げて、極力足への血行が悪くならないように考えた・・・靴下も昨日より一枚増やした・・・が、出発して数キロのガススタで、あまりにも靴がぎゅうぎゅうで直に冷気が伝わってきて、だめで、ゴアとトルコで買ったバンブーソックスはどこか冷たかったので脱いだ・・・フリースとVBだけにしてみた・・・それと昨日衝動買いした420も払った中国の魔法ビン・・これがはっきりいってゴミのようなもので、ジュースを入れる為に買ったのだけども、すでに凍りついてコップも蓋もはずれない・・・それでもなんとかはずしたけども、蓋のプラスチックが割れている・・・それでも蓋をつよく閉めないでジュースを入れてみた・・・どこまでもつのやら・・・道は、急激なアップダウンを昨日から繰り返しているけども、今日もというか今日は更に、傾斜が増して、あれ・・・あれもスキーのジャンプ台だよね?というような坂が・・・超えてもすぐに別のがそびえているという・・・とんでもないエリアへと道は伸びていった・・・

景色も、空のグラデーションもここ数日何一つ変わっていない・・・晴れているのが唯一の救い・・・

単調な道・・・ただ温度だけが毎日下がっていく・・・昼過ぎになんとか30kmこいで今日は50kmこげればいいかなと思って、坂を上っては下り・・・延々と嫌気と足の冷えとの戦いであった・・・途中2度・・・荒野の真中で・・・ウオー!・・・っと大声を出した・・・が、喉をいためてしまい後悔した・・・

・・・あれだけ、応援してくる車のドライバーが、僕が、自転車を道路脇に置いて、あー足が冷えるなーと思いながら、ドライバーを見ると、すぐさま目を反らす人が多く・・・やはり、人間だれしも薄情なのである・・・という事をことごとく感じた・・・ここで何かあってヒッチハイクしようにもたぶん大半の人は乗せてくれないんじゃないかなーと思った・・・

夕方、その時・・・弱い向かい風でゴーグルをした・・・が、すぐに曇ったかと思うと凍りついてしまう、目を隠す方法が現時点では思い当たらないのである・・・そして、急激な・・・あれ・・・またスキーのジャンプ台じゃない?・・・と・・・いうような坂がまたもや目の前にそびえる・・・あーあ、うんざり・・・やってられない気分・・・そんな時であった・・・えっ・・・今、少し先で、黒い影が道路を横切って林に入った・・・嫌気が、一瞬でふっとんで、もしかして熊だったら大変だ・・・フレームバッグから、こんな時の為の熊撃退スプレーを出してミトンには手を入れないで右手でトリガーを握って、いつでもストッパーを外す心がまえで、進んでいく・・・

すると、その場所には、羽を広げると大きなカラスが4羽ほどいて、それでも一様足跡を探したけども、無かった・・・結局、カラスが道路を集団で飛んでいる瞬間を僕がぼんやりと見て、野生動物の影に思えたようであった・・・あーあ・・・一安心した・・・そして、やけに、バラクラバの凍りついた口周辺が、更に硬く凍り始め・・・え、これもう完全に鎧ではないかい・・・と思って温度計を見るとマイナス28度ほどを指している・・・もう少しで氷点下30度の世界である・・・しかし途中見た、凍りついて雪をかぶった、シュヤ川は幻想的であった・・・こんな幻想的な開けた空間にテントを張って、オーロラが舞い・・・キャンプファイヤーなんかできたら最高だなー・・・

が、きっと木で風を遮るわけでもないので、寒いんだろーなーっと思っていた・・・

今日一日・・・スキーのジャンプ台をいくつ上ったり下りたりしたか、数えきれない・・・がこれほどの急激な過酷なルートでも50km行けばいいと思っていたけども、なんとか60kmこげたのである・・・これにはほっとした・・・あと氷点下25度以下だとけっこう動いても思ったほど汗をかかず・・ただ水分がゴアの外へ出る前にウィンドブレーカーとゴアの間で雪のパウダーのようになって凍りついていて・・・時々ファスナーを開けると、雪が出てくるという感じであった・・・

夕方、林を偵察して、除雪するも平地がなかなか無く、しょうがなく遠い場所に平地があり、そこまで荷物と自転車を運んでから一段落すると・・・道路をはさんで西の空が、夕焼けとなっていて、林を抜けてさらに反対の林を抜けると雪原となった場所で夕日を眺めた・・・すばらしい夕日であった・・・

そしてテントに入ってバーナ-を囲んで一段落・・・あれだけ、商店で味見するとかなりしょっぱい、サードが、いろいろ食べても氷点下25度で冷えている食材からは、まったく味が分からないのである・・・もはやこの温度では味という物は存在しなく、香辛料か油の濃厚な香りくらいしか味わうものがないのではないか?と思うほどであった・・・

そして今日はマガジンが無いエリアに入って3日目で、2日牛乳を飲んでいないので、凍りついたブロックの牛乳を溶かして甘いミルクティにした・・・明日はベイパーブロックの靴下を素足に直にはいてその上にフリースを重ねてみようかと思う・・・ここは北緯64度である・・・あと2度ほどで北極圏だけども、この辺ではオーロラは見えないのだろうか?が、はたして見えていても夜中だったらきずく事は不可能だけども・・・見てみたいものである・・・昨日・今日となんとかカフェで温まっているから足の冷えなどが緩和されているのだけども、明日ある集落を過ぎると158km何も無いのである・・・はたして、大丈夫なのだろうか?この158kmはちょっとしたもしかすると無謀な挑戦であるかもしれない・・・

それと、日記を書くためにこの端末を開けると、一瞬で結露して、それだけならまだしも、結露したものが表面だけ凍りついているのである・・・昨日も今日も何とかき記録できているけども、この先どうなることやら・・・さて夕食としましょう・・・

 

1220_01

1220_02

1220_03

1220_04

  • plus
  • minus