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大剛日記

2012.12.12

ムールマンスクまで1000kmをきった

昨日、あるカフェのおやじがテルモスに熱々の紅茶を入れてくれて、昨夜は試しに、自分で熱々の紅茶を入れておいて、朝飲んだのだけども、これは、素晴らしいと思った・・・まず、普段ならバタバタしている時間に、かなり精神的な余裕ができるのである・・・それと体が温まるので、テントをしまったりポールをしまうので毎回けっこう冷えるけども、暖かい紅茶を飲んでいればそこまでは冷えないようである・・・これからは、毎日眠る前に紅茶をテルモスに入れておこうと思う・・・

・・・かれこれ2日、積んでいた食料だけでやりくりしてきて、出発してお昼前にめずらしくおなかがすいてきた・・・それもそのはず、いつもは集落や商店があるので、スメタナやその他の食料を食べるけどもここのところ、そういったものを食べていないうえ、夜のペルミネの山盛りだけである・・それだけだと夜はこせるけども昼までは無理なようなのである・・・

30kmほどの場所で、一休みして、積みこんでいる非常食である・・・トゥルスキーをかじった、そして紅茶・・・やはり、2日間おなかいっぱいでない状態がつづくと足の爪先が冷えるようで、昨夜は冷える原因は、前日に唐辛子を食べて汗をかいたことかとおもっていたら、そうではなく、カロリーの摂取量が少ないのが原因なのかとも思われた・・もうこの際、もしものBVソックスを履いた・・・そして少しして暖かくなってきた・・・

そしてリプヤジャという集落は、地図で見る以上ににぎやかであった・・・

最初に、マガジンがあり、そこで念のためにパンに牛乳にジュースそれから、今持っている地図が、100で買ったけども75だと言う事が分かった・・・それと心配な500kmの無人地帯の別の地図があり、それを見る限りでは、けっこう集落が近く見えた・・・いちよう照らし合わせる為に買っておいた・・・すると、外であるおじさんが話し掛けてくる・・・アレキサンドラ・サーシャさん・・・何やら車を見てわかったけども、ベンツの高そうなステーションワゴンのナンバープレートにVLか・・・BLというような頭文字が書いてあり、何やらベラルーシから釣りをしにやってきているようなのである・・・かなりのアウトドア派である・・・いやー意外な人に会った・・・しかも釣りといったら、氷に穴をあけてするのに、なぜかロシアは迷彩の柄の上下というのがまたおもしろいのであった・・・

そして、カフェで食事をとった・・・カフェのオーナーと思われる・・・カフェの入り口を直しているおじさんとその、おばさん・・・アレクセイ・セルゲーフさんとスベータ・プロコフィーバさんは、ひときわよくしてくれて、といっても、僕の写真を撮りたいようで、スベータさんは大きな胸をグニャーっと押し付けてきて、僕と自転車をおばさんの記念写真を撮った・・・僕もその二人の記念写真を撮った・・・

ボルシチにサラダにシャシュシカとジャムパンというのが、サラダをお姉さんが間違えて高いのにしてしまったのを僕が指摘して、その差額をパンで払ったのかどうなのかは不明だけども、外で話している間に、中では小さなロールパンが2つ僕の机に置かれていた・・・これが支援だったらうれしいけども、差額分をパンで返したなら、やはりロシアはあなどれないな・・・と思う心境であった・・・

が、よくしてくれた店でありながらも僕は、トイレの紙を一巻きもらっておいた・・・

昨夜、凍ったら困ると思ってチェーンにCRCのようなのを付けたら、これが最悪で、泥まみれのような状態になって、それをふき取ったのであった・・・

そして、道は、比較的のなだらかながら、上りの多い状態が続き・・・どこまでも北へ向けてツンドラの林の間を伸びていった・・・マトロスィという集落に入る手前から、なんともエスキモーの集落のごとく、犬橇用の犬を大量に飼育して売っている場所があり、写真を撮ろうかと思ったけども、犬がけっこう自由に走り回っている・・・繋いでいるんだかどうなのかよく分からない・・・しかもここシベリアの完全なシべりアンハスキーである・・・でかい・・・こんなのに向かってこられたらかなわない・・・狂犬病などはいちようやっているけども、この際、遠くから見るだけにしておいた・・・

このあたりは、もう水道は機能していないようで、皆どの集落も、井戸がある場所まで水がめを橇に乗せるひともいれば、かつぐ人もいたりと、皆水を運ぶのが一日の仕事のように思えた・・・

そして、もうペトロザボドスクが近いからか、頻繁に集落が目立ち始める、ある場所で、反対車線に、見るからにかわいらしい少女が2人・・・あー写真撮りたいなーと思っていると・・・一人のなかなかワイルドな・・・毛皮の帽子の少女が道路をわたって僕のほうへ向かってくる・・・何やらほんとにめずらしくも、僕があいさつすると・・・僕の自転車の毛皮のついたオーバーミトンを見つめている・・・写真撮らせて!というとOKである・・・初のシべりアの少女である・・・これはうれしかった・・・

いやー年齢も男女も問わず、自転車に興味を持ってやってくる人はいるもんだなーと思った・・・

そして、今日もまた70kmに一歩およばず68kmほどの地点でテントを張った・・・

そして、2日ぶりのスメタナとクッキー・・・これがたまらん・・・このあたりはスメタナが牛乳パックの容器にはいっている・・・そしてサードとパン・・・今日買ったパンはめずらしくフランスパンのような感じでうまい・・・そして雪を溶かして水を作った・・・が、木の細かい葉っぱかなにかかと思ってよく見ると、雪にまじって、というか雪の中で生きる・・・小さい、いもむしのようなのがけっこういるのである・・・

雪を生で食べるのも、水を沸かさずに飲むのも危険な事のように思えた・・・

さて、明日は、ペトロザボドスクである・・・ペトロというので油田かなにかがあるのかと思ってしまう名前である・・・スキー場もあるのでアウトドア関係の店や、スキー用品も楽しみである・・・いいのがあったら買いたい・・・が、6kmほど行った場所に検門がある・・・前回のはけっこういかつかったので、といっても州境だったからかもしれないけども、気が重い・・・

さてペルミネにしょうゆをかけて食うとしよう・・・そして氷点下の外気でキンキンに冷やした炭酸飲料を飲む・・・これがたまらないのである・・・

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